TOEFLは留学してから役に立つのか?
みなさん試験で必要な点数を取るために、日夜頑張っていらっしゃると思いますが、私もそうだったのですが、はたしてTOEFLのための勉強をしていて、これが留学してから役に立つのかなぁ、という疑問を持たれたことはないでしょうか?
とりあえず試験でスコアーを取ることは大事だけど、その後役に立つかどうか分からないもののために、勉強するのはすごくつらいですよね。
何が役に立ったのか
とりあえず、一番役に立ったのは、リーディング能力が極めて高くなったことです。
アメリカの大学や大学院においては、予習が極めて重要で、予習していないと、全く授業に行く意味がありません。そのような中で、毎日100ページ程度の本や資料を読んでから授業に行く必要があるのですが、TOEFLの試験勉強で培ったリーディング能力が無いと、とてもじゃないけど毎日100ページなんて読めません。とにかくどんどん読まなければ、日が暮れるどころか、夜が明けてしまいますからね。
私が年間に読んだ、本だけでも(膨大な論文や資料は除いて)、積み上げると1mを超えます。そのぐらい読むには、やはり高いリーディング能力が必要になりますね。
そして、リスニング能力。授業では、ノートをとりながら、講義を聴いたり、クラスメイトの意見を聞いたりする必要があります。TOEFLのリスニングで培った、ノートを取りながら話の要点をつかむ、という能力が重要になります。
スピーキング能力ももちろん役に立ちます。私は大学院に留学したのですが、プレゼンテーションをする機会がたくさんあります。時には一人で1時間程度、話をしなければならないときもあります。そのような時に、エーとかウーとか言わずに、とにかく話し続けることができる能力は非常に重要です。
また、例えば15分とか、時間が区切られているプレゼンテーションや、ディベートにおいては、とにかく空白の時間がもったいないですが、これもTOEFLて培ったスピーキング能力のおかげで、なんとか乗り切ることができました。
そして、ライティング能力。大学や大学院では、とにかくレポートが多いです。しかも卒業論文も書かなければなりません。TOEFLで培った、アカデミック・ライティングの能力は、それらのレポートを書く上で非常に重要な基礎となります。ライティングについては、TOEFLで学んだことだけでは足りないので、別の本等で論文の書き方を学ぶ必要があります。これについては、本サイト内の別のページでご紹介しましょう。
とにかく、今みなさんがやってらっしゃる勉強は、留学してからも非常に役に立つので、がんばってください。