TOEFL iBT 語彙力豆知識
TOEFL iBT を受験するにあたって、「語彙力(単語力)」がとても重要であるということはよく言われています。
私もそうですが、英語の勉強と言われてイメージするのは、単語帳や単語カードをペラペラめくりながら、一生懸命単語を憶えるという勉強です。
ところが、私も最近気付いたのですが、単純に語彙力と言ってもいろいろあるということです。
だいたいこんなイメージでいいんじゃないかと思います。
これだけ見てピンと来る方もたくさんいらっしゃると思います。
要するに、読んで分かるということは、スペルや発音はしっかりわからないけど、ゆっくり何回も見れば、意味が分かる、というレベルですよね。
聞いて理解できるってことは、発音もある程度分かっている必要がありますし、しかも意味を瞬時に理解することができなければ、聞き流してしまいます。
書くことができるということは、スペルをきちんと憶えていることも必要なのですが、それ以上に、書きたいことを頭の中で整理したときに、考えれば出てくるというレベルに達していなければなりません。
話すことができる単語は、考えたことを瞬時に口に出す必要があるので、その単語について深く理解している必要があると思います。
このように、単純に語彙力といってもいろんなレベルがあるということが分かりますよね。
ところで、TOEFL iBTでは、どのレベルの語彙力が必要なのでしょうか?少なくとも「聞いて理解できる」というレベルの単語数は増やす必要があります。というのも、リーディングにおいても、あまり繰り返しじっくり読んでいる時間はありませんから、瞬時に単語の意味を理解できるという語彙力が必要なのではないかと思います。
じゃあ、ライティングやスピーキングはどうするの?と思われるかもしれませんが、もちろん話すことができる語彙力が高いに越したことはないのでしょうが、このレベルの語彙力がなくても、TOEFL iBTではなんとかなります。
ここで重要なのが、言い換えの能力です。
例えば、「この点について熟慮する必要がある」と書きたい、もしくは言いたいとします。
語彙力が十分にある方なら、「We have to consider about this point.」と書くのでしょうが、considerという単語が浮かばなかった場合、どうすれば良いでしょうか?
答えは簡単です。considerを使わずにthinkを使えばよいのです。TOEFL iBTを受験するにあたって、ライティングやスピーキングで、considerが使えず、thinkを使ったからと言って、大きく減点されるとは考えにくいと思います。
ということで、語彙力を高める努力も必要ですが、同時に言い換えをうまく使う能力も必要だと思います。
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